九州交通情報ネットワーク 投稿・資料館
<MEMO編>
西鉄バスのサイドミラー
掲示板での「やくみつるさん」の質問(2000.05.07)についての発言をまとめました。

<Q>
 バスのことはあまりくわしくないのですが,以前からとても気になっていることがあります。
 バスのサイドミラーのことです。
 たいていのバスは,死角が少ないよう,左右で形態の違うミラーを付けていますが,
 西鉄の一般路線車だけは,ずっと以前から左右対象です。
 特に運転席側は,左側と同じような前に突き出した形では
 見にくいのではないかと思いますが,
 何か理由があるのでしょうか?

<A>
 西鉄バスが運転席側のサイドミラーを前に出しているのは理由があります。
 それは,停留所から発車させる際に,右側の視認性を向上させるためです。
 ミラーを前方に張り出させることで,運転士が視線を動かす距離を
 少なく押さえる狙いがあります。
 実際に運転士さんに聞いてみると確かに死角がほとんどない。
 通常,バスで死角になりやすい,運転席真横〜フロントタイヤ部も
 ミラーが前に飛び出ている分,視認範囲が広がって,よく見えるとのことです。
 一般路線車に限らず,S型ボデーの高速車の多くでも,
 同様のサイドミラー形状になっています。
 同様の考え方は,国鉄の高速バスでも取り入れられていました(もうやめてますが)

 なお,高速用のS型については,博多駅交通センターの2階や3階に
 出入りする車両については,貸切車やSD高速車と同じ左右非対称になってます。
 これは,交通センターの2階に上がりきって,左に曲がるとき,
 こすらないようにと変更されていると思われます。
 九州急行のS型も左右非対称タイプに変更されてます。
 九州急行落ちの日田バスはそのままです。

 もっとも,副次的には(もしかして第一義的に?)左右対称=左右同一部品ということは,
 規格化=コスト削減ということもあるのでしょうけど・・・・
質問者:やくみつるさん,回答者:筑豊特急さん,たのうらさん,HIGHWAYSTARさん
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