九州交通情報ネットワーク 投稿・資料館
<MEMO編>
大型AT車・1速発進
大型AT車
<門タケさん>
私はバスのエンジン型式などに関しては全くわからないのですが,
音でどこのメーカーだけはなんとなく判断していました。
東京にいた時,「池11」系統 池袋駅西口〜中野駅の国際興業でなく
関東バスに乗ると決まってAT車に当たりました。
エンジン音は日産Dの音に似ていました。
変速時は運転手によって2タイプのように見え,
一方は速度,回転数によって自動変速する,
もう一方はシフトノブをチョコンと横にこずいて
エンジン音が変わっていた気がしましたが大型車にセミATが?
実際は変速はどういうしくみで行っているのでしょうか?
以前福岡にいた80年代,博多営業所にたしか「68」系統によく
日野のカマボコ車70XXでナンバープレートがXX-43(XXは記憶にない)AT車に
2〜3回出会った事があります。
その後これも日野車で那珂川営業所の「62」系統で82XX番のAT車に出会った事があります。
福岡は日野のAT車しか存在しないのでしょうか?
<快速みいけさん>
当時のバスのAT車で,かなり多かった形式として,「機械式」と言うものがあります。
機械式は,基本構造は普通のMTと同じで,
クラッチ入切・変速を完全に自動化したオートマチックです。
シフトレバーも各社特徴が有り,
日産のように本当のオートマチックレバーもあれば,
三菱のように見た目はMTと変わらないものも有りました。
現在では,路線車でも普通の車と同じトルコン式が増えつつあります。
シフトノブを小突いたのは,多分日野車だと思います。
一番下の段に「HOLD」というレンジがあり,
そこを左右に小突くと手動変速する形になっていました。
西鉄では,いすゞが22**(桧原)で2台
三菱が43**(脇山)で2台と44**(千代)のホークスバスで2台
日野が80**(愛宕浜)で2台,82**で(那珂川)6台(そういえば最近あまり見ない)
84**(愛宕浜)がホークスバスで2台在籍しています。
日産車のみ西鉄にはありません。
<門タケさん>
ありがとうございました。
あの東京の車も日野車だったのか…… 勉強不足でした。
それにしてもいすゞにもAT車があったとは驚きです。
現在,過去においても出会ったことがありませんでした。
三菱は1度乗った記憶がありますが,車内が混んでいた為どう操作していたのかわかりません。
ただAT車特有の変速音だったとしか…
<クリスト・マークさん>
最近見ないのは,那珂川のAT(8204〜8209)は11月上旬に消えたからです。
やよい坂の坂道発進が恐怖でしたー。
回送中に試しにDレンジで走ってみたんですが,
危なくて走れないです。加速中にシフトダウンするし…。
それ以上に「運転が荒い」という苦情が(w
<快速みいけさん>
そうだったんですか・・・・あれだけの珍車<多分嫌われ車だったと思いますが・・・>
あまり無いですし・・・・
力なさそうだし,変速ショックは強いし・・・
特に,那珂川のは乗っててあまり良くなかったという印象があります。
エンジンが小さいので,オートマは特にだめだったんでしょうね・・・・

※2002年5月現在日野のAT車は84**以外はすべて運用離脱しております(by 管理人)
<門タケさん>
運転の負担を軽くするAT車が,かえって精神的負担がかかるとは
東京のように慢性的に渋滞する区間で尚且つ平坦な所でないと
AT車の利点は発揮できないのでしょうか。
燃費悪そうですね。
仕組みは最先端でも時代と逆行している感がありますね。
西鉄に数が少ないのも分かる気がしてきました。
やはりMT車がいいですね。
昔のようにダブルクラッチ?して,あの長いシフトノブを力強く
しかも「ゴゴゴゴー」とすごい音が鳴っていた時代はもう見受けませんね。
シフトノブは手元にしかも普通乗用車と全く変わりなく軽くノブを切り替えていますね。
日野,いすゞ車は変速時にエアーの音が聞こえますが,
あれで軽く切り替えできるのでしょうか?
<快速みいけさん>
これは,「フィンガーコントロールトランスミッション」というものです。
メーカーによって若干名前が違いますが,ここでは三菱の名前で呼ばせていただきます。
運転士がシフトレバーを操作すると,
電気信号により後方にあるコントロールコンピューターに信号が伝わります。
コンピューターの判断により,エアを使って変速するというものです。
「リモコンシフト」と解釈してください。
1速発進
<筑豊特急さん>
ついでにですが通常バスは「2速から発進」するようにギアが設計されており
1速を使用するのは,通常は極端な坂道発進のときくらいです。
ただ,かつての国鉄ハイウェイバスのように,1速を常用する設計もあります。
<快速みいけさん>
え〜(^^乗用車・同等クラスの商用車以外は,基本的に2速発進をします。
これは,エンジンの排気量が大きくなるに連れ,トルクが大きくなり,
若干高いギアでも無理なく発進できることからきています。
バス用のオートマチック(機械式)はホールドモード(マニュアルのように1段づつ動かす)で
1速に入れない限り,車両発進時のギアは2速と設定されています。
日野のEEドライブの場合は1速は別スイッチです。
1速の使い方は筑豊特急さんのおっしゃったとおりです。
<うなどんさん>
ちゃんと1速から出るA/T車もあります。
熊本市営バスの日産スペースランナーRM超低床車とレトロ型バスです。
スペースランナーは現在ハローキティの絵柄で走っているものと
普通塗装2台の3台が運行しています。
この車のA/Tは3速A/Tで必ず1速から発進しています。
乗った印象では3速とは思えない細かな変速をしているように感じますが,
これはロックアップクラッチ付きトルコンのためです。
レトロ型バスは,イズミ車体製でレトロ電車型の特殊バスです。
この車のA/Tは5速A/Tです。(おそらく,トラック用のM/TをA/Tに改造したのでは。)
5速もありながら,インジケータを見ていると必ず1速から発進しています。
しかし,5速にはめったに入らない!!という一面もあります。
ほとんど,3速プラスロックアップ状態までで時々4速に入るくらいです。
熊本に来られたらぜひ乗ってみてくださいね。
※ ロックアップとは...。
A/Tのトルクコンバーターの入力側と出力側を直結にしてトルコンのロスをなくす機構です。
ロックアップがかかるとM/T車のようにちゃんとエンジンブレーキがかかるのでわかりやすいです。
排気ブレーキと連動させてロックアップをかけるタイプもあるようです。
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